「ちょっと私のために2万円使ってくれませんか」

※初めに申しておきますと、私は「再版して下さい」と言われるのは特に嫌ではない、むしろ嬉しいな~と感じる(からと言って必ずしも実際に再版する訳ではない)人間である、というのを踏まえた上で、続きをお読み下さい。

お金持ちの人にとっては「ちょっと2万円奢る」なんてことはなんでもないのかもしれませんが、おそらく多くの人にとっては「気軽にホイホイ出せる額」ではないですし、知りあいレベルの人に「私のために2万円使ってくれませんか?」って頼んだりしないじゃないですか。

なのにどうして、比較的気軽な感じで人は「再版してくれませんか(>_<)!!!!」みたいな匿名ご意見を送るんだろうな~と、嫌味とか怒りとかではなく単純に疑問として思ったのです(2万円、というのは概念上の再版額のつもりで出しました)。

言葉にすれば「再版して下さい」の一言ですけど、それを細かく言語化するとなると、極端に言えば「労働なりなんなりをしてお金を得てほしい」「そのお金を使って印刷所に再入稿する/コピーして製本する時間を取ってほしい」「イベント参加を申し込み、その日に休みと交通・宿泊手段を確保してほしい。そのお金もあなた自身にに支払ってほしい」「もしくは委託できる書店に送付してほしい」「自家通販するための梱包材を用意してほしい」「私は1冊分しかお金は出さないし物理的にも引き取れないので、在庫が余った場合は書店に預けるなりあなたの家に在庫は置いてほしい」「本が長期的に余った場合はそれを適切な方法で処分してほしい」…って事じゃないですか。

まぁ多分そこまで考えた上で「再版して下さい」と言っている訳じゃなくて、もっと気軽に「あ~!欲しかったのに買えなかった!残念~、再版してほしいな~」ぐらいの気持ちで「再版して下さい」と言っているのだとは思うんですが。それで別にいいと思ってますし。
そして私みたいな単純人間はそう言われたら「わ~、欲しいと思ってくれる人いるんだ~。刷っちゃおうかな~」と自分の財布の中身も確認せずに比較的ホイホイ思ってしまう方ではあるんですが。
そんな私でも、「お金が苦しい」と言うよりは、「在庫が膨大に余るのが目に見ているから、ちょっと再版まではなぁ…」と思ったりしますし、「一度売り切れた本に手間とお金をかけるなら新刊にかけたいよ~」という方は「いやいや再版は無いです」となるのかなぁ…とか思ったり。

だからどういという話でもないんですが、人はどうして「直接お金を出させる言葉」はかけづらいのに「再版して下さいという言葉」は比較的かけやすいのかな~と思いました。という話です。

それこそ「どうしても紙の本で欲しいので、最低部数で刷ってもらえませんか。お金は全額出します」みたいなお願いのしかたをする人もいるのかなぁ??? それだったら刷ってもいい、って人もいるのかな。それでも在庫が余るなら嫌だ、みたいな人もいるだろうな。

本当に、ただの雑談でした。

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