タイトルをどんな風に付けるか、という話

ありがたいことにリスナーさんから「タイトルについて語って下さい」というリクエストをいただいたので(ここはAMラジオのつもりでやっているページです)、せっかくなので今日はタイトルについての話をしていこうかと思います。

どのタイミングでタイトルをつけるかは人によって、そして時と場合によって違うと思うのですが。
私は「できる限り、仮でもいいから最初に付けようと試みるが付けられない場合はとりあえず書き始めてしまう」みたいな感じです…
多分絶対に初めにタイトルと言うか主題が決まっていた方がバシッと書けるとは思うのですが…なかなかそうも上手くいかなくてですね…

あんスタの本に限って言えば、一番安産だったのは「くれたりあけたり」ですね。「年末年始のイチャコラ本にしよ~」と思うと同時ぐらいにどこからともなくこのタイトルが湧いてきて、すごくしっくりきたのでそのまま使いました。
せっかくなので、以下発行順にどんな風に付けたのか書いてみます。

  • 君さえ居たなら何も要らない(訳が無い!!):原稿のどの時期に付けたか覚えていないですけど、漫画のテーマそのものをタイトルにしました。せっかくならモーニング娘。の曲のタイトルからもらおう~と思ったら、よく考えたら「君さえ居たなら何も要らない」は歌詞で、タイトルは「君さえ居れば何も要らない」だったんですよね…テキトーすぎるハロヲタ…(ちなみにJASRACさん曰く、この範囲の利用であれば「日常的に使う言葉の範囲内なので著作権手続きは不要」とのことでした。念のため)。
  • ピアノ・レッスン:これは書き出す前に仮で付けてたタイトルをそのまま使ったパターンだった気がします。まんまやんけ…というタイトルですが、これ以上しっくり来るものが思い浮かばなかったので…。ちなみに映画は見たことがありません。
  • HONEY HONEY HONEY MOON奥田民生さんの「ハネムーン」という曲が大好きで、そこから付けました。夏!バカンス!!甘い時間!!!と思ったのでハチミツは3倍入れておきました。
  • きみよ、きらほしのごとく:FF5のファリスが好きで、後藤星さんの「雲上楼閣綺談」が好きで、「綺羅」という言葉を好きになりました(この説明でわかってくれる人、多分絶対にリスナーの中にはいない気がする…)。そしてスカウト!綺羅星飛行隊が大好きで、綺羅星×シークレットラビリンスを書こうと思ったんです。本を読んでくれた方は、誰のことを「きみ」だと思ったのかなぁと思っています。そして「『綺羅星』のごとく」、「綺羅、星のごとく」、どっちだと思ったかなぁと。その辺を読み手の方に任せられるように、ひらがな&表紙の文字組をしてみたつもりです。多分割と早い段階で付いたタイトルだった気がします ※ちなみに雲上楼閣綺談はKindle Unlimitedなら無料で読めます。辰宗君とみかも、私にとっては「雲上楼閣綺談」、なんですよね~…是非読んでみてほし~!!!!)
  • さいこうドロップ:ファーストカナカオだったので、二人の要素の詰まった言葉を付けたいなと思っていて…いくつか単語を出してみて、「さいこう」も「ドロップ」も色々な意味に取れていいな、と思ってつけました。そしたらきらし~2のアンソロタイトルにも「ドロップ」という単語が入っていたのでひえ~~~~~!と思ったのですが、この二人を表すワードなのでヴァで言うところの「メンテナンス」「クロワッサン」ぐらいのフリー使用OKワードだろう…と思うことにしてそのまま付けました。
  • 淑女のための実践練習:これは結構終盤に付けた気がします。さいこうドロップと同じく単語を色々出していって、しっくりくる言葉を探していった…みたいな。個人的には「乙女の逆襲」©アンジュルム 感を勝手に感じていて、そういうところも好きです
  • 日用の糧:ニキ燐一冊目だったので「私の中のニキ燐スタンダード」を出したい、と思いました。そしてただただ淡々と二人の生活に食事がある風景を書きたいな、そんな言葉って何だろうな…と思った時にこの言葉を思い出し、あーこれがしっくりくるかもな、と思いました。聖書の祈りの言葉であるところもいいなと思いました。ちょうどその頃小池田マヤさんの家政婦・里シリーズを読み返していて、その中の話の一つにこのタイトルが使われていたんですよね。そのお話自体もすごく好きだったので、「やっぱりこれにしよう」という思いが深まった記憶があります。

「自然に降ってくる」とき以外は、私は思いついた単語や話のキーワードになってくる言葉をノートや付箋に書いてみたり、イメージに合う曲があればそれを聞いてみたり(私はイメソンという概念が薄いオタクで「特定カップリングに対するイメソン」はほぼ持っていないので、あくまでそのお話に対するイメージ、みたいな感じ…)、類語辞典を見てみたり、外国語にしてみたり、とかそんな感じに考えることが多い気がします。
あとはエクセルでランダムに単語が結びつくシートみたいなのを使ってみたり。これはどちらかというとタイトルを付けると言うよりは短編練習をする時に役立つかな、とは思っているのですが、案が煮詰まっている時にポチポチしてみると「ああ、こういう発想もありか」みたいな気持ちの転換にはなる気がします。

素敵なタイトルって、それだけで「うわぁ、読んでみたい!」ってなりますよね。私もそんなタイトルが付けられるようになると、いいんですが…

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